達人の勝てるFX投資戦略レポート

ポイントがわかれば為替相場が見えてくる!6月末にアメリカのQE2終了で「ドル高円安」トレンドが発生!?
為替相場で影響力が大きいのは米ドル、ユーロ、日本円の3通貨
為替相場は通貨の取引。各通貨の需要と供給によって成り立っている。そのなかでも、大きく影響力を持つのが米ドル、ユーロ、日本円の3通貨だ。この3通貨だけで総取引量の約7割を占める。つまりは、この3通貨のバランスが読めれば、為替相場の方向性を見つけるということだ。

なかでも、重要なのが米ドル。アメリカは世界経済をけん引する存在なだけに、アメリカの景気動向によって米ドルの値動きが決まるのだ。各国は金利を設定することによって、通貨の流通量を決めている。金利が高ければ市中にお金が回るので景気が良くなる。バブルの兆候が出てくれば金利を引き締めに転じる。また、景気が悪い時は金利を低くしてお金を廻らせようとするのだ。

金利を読むことによって為替の流れも読める。ものすごくざっくりと言ってしまえば、アメリカの景気が良い時は「米ドル高円安」になりやすく、景気が悪ければ「米ドル安円高」になりやすい。ここ最近の円高はアメリカの景気が悪いからこそ起きている現象なのだ。
現在は景気が悪いので量的金融緩和で対応中
近年の流れを改めて、ざっとおさらいしよう。`07年にアメリカで発生した「サブプライムローン問題」をきっかけに世界の景気は悪化。米ドル/円はアメリカの景気と合わせて推移して、円高ドル安トレンドが発生した。`07年には120円台だったのが、`11年3月には、15年ぶりの史上最高値76円25銭を記録している。リーマンショックを受けて暴落したのも記憶に懐かしいことだろう。

景気の悪化うけて、アメリカはもちろん対策を行っている。それが量的金融緩和。つまり、金利を下げて米ドルを市中にジャブジャブに流し、景気を刺激するという対策なのだ。現在の量的金融緩和は2回目なのでQE2と呼ばれている。

この量的金融緩和は効を奏し、米国経済は徐々に持ち直してきている。その結果がもっともわかりやすいのが雇用。一時は10%近くあったアメリカの失業率は3月に8.8%まで低下。2011年の第一四半期GDPも2.2%で、2011年のGDPは3%に達するのではと予測されているのだ。
QE2が終われば円高ドル安トレンド発生!?
アメリカ中央銀行FRB議長のベン・バーナンキ氏は「QE2を`11年6月に終える」と4月のFOMC記者会見で発表した。さらには「追加の量的金融緩和はない」とも宣言。これは、アメリカの景気は順調に回復していることを表している。となれば、今度は景気が行きすぎないように金利を上げる可能性が……。利上げをするとなれば、米ドル/円は「米ドル買い円売り」でロングするのが儲かるポジションだ。

しかし、QE2が終わったからといってすぐに利上げはできない。バーナンキ氏は利上げの可能性について深く言及しなかった。また、為替ディーラーなどの市場参加者は「利上げは早くて`11年の年末」という見解で一致している。まだ米ドル/円が上昇トレンドになるのには時期尚早なようだ。

今後の値動きについて「昨年、一昨年と大きく下落した分、`11年は小さな値動きになるのでは」と発言する為替アナリストもいる。大きなトレンドが発生するまで時間がかかりそうなので、1〜2円幅を目標に狭いレンジのなかでトレードするのが良いだろう。

ただし、ミネアポリス連銀総裁のナラヤナ・コチャラコタ氏は「`11年中に小幅利上げを実施することが望ましい」と発言。FOMC理事のなかでも意見が割れているようだ。今年後半の経済ニュースは要チェック。大きなトレンドが発生する瞬間を見逃すな!!

(図版)米ドル/円の今後は、金利にかかっている!




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