達人の勝てるFX投資戦略レポート

ポイントがわかれば為替相場が見えてくる!アメリカのデフォルト次第では米ドル、ユーロ、円は乱高下!?
7月相場は大荒れの展開に
7月の相場は荒れた展開だった。8日に発表されたアメリカの雇用統計は9.2%と悪化。6カ月ぶりの水準となっている。また、前々日に発表されるADP雇用統計の数値が良かった分、ネガティブサプライズとなり米ドル/円は大きく下落したのだ。

アノマリー的にも7月は暴落しやすいと言われている。また、「ジブリの法則」という「スタジオジブリ作品が金曜ロードショーで流されると、その日もしくは翌日に株価が下落する」というアノマリーも健在だった。

また、21日には、EUサミットが開催。議題は「ユーロ圏の金融安定とギリシャの将来の金融プログラム」であった。ギリシャの支援策が決まり、ユーロは一時上昇。しかし、それもつかの間。今後は不透明で見えにくい状況が続いている。

これまでの主役はやっぱりユーロだった
そのワケは、ユーロの問題がギリシャからイタリアに飛び火。昨年からアイルランド、ポルトガルもEUとIMFに金融支援を要請し、さらにはギリシャの対応に追われていたなか、最後の大物であるイタリアの問題が噴出してきている。ベルルスコーニ首相率いる内閣は3党連立なのだが、緊縮財政派の財務相と減税派の北部同盟が対立。ベルルスコーニ首相はその調停役として走りまわっていたのだが、7月半ばについに緊縮財政派のトレモンティと決別してしまったのだ。

これによって、イタリアの銀行株は投げ売り状態に。ユーロも大きく下落することとに。さらに、それだけでは終わらない。昨年12月末現在、世界中の銀行がイタリア国債を含め、融資などで1兆970億ドルをイタリアにエクスポージャーしている。もちろん、ヨーロッパの銀行が中心です。ですが、それを通じて日米でも年金基金や生保、投信などの商品がヨーロッパに投資されています。もしもイタリアがデフォルトすると……。その先は言わずもがなであろう。昨年、5月のギリシャショックの再来でもおかしくはない。
さらにはアメリカの情勢にも陰りが見えてきた……
そして、アメリカは単体でもデフォルトが視野に入っている。オバマ大統領は、連邦政府の債務上限を8月2日までに引き上げなければ、政府がデフォルト状態に陥る恐れがあるとして、債務上限引き上げの容認を議会に求めている。しかし、これに対して共和党は強硬に反対。政権与党であるオバマ民主党と共和党の間で議論が続いている。もし、仮に米国がデフォルトした場合、リーマンショック以上に市場を揺さぶる可能性があります。また、米国とイタリアのデフォルトが被った場合……。考えただけでも恐ろしいことになりかねない。
暴落に備えながらもトレンド転換を狙うべし!!
これらの状況から、今後もアメリカやヨーロッパの情勢には予断が許されない状況が続く。各証券会社の為替アナリストも今後3か月間の値動き予想は「1ドル=75円〜81円程度」と考えているところが多いようだ。もちろん、暴落があった場合では、この限りではない。

これだけ情勢が不安なので、為替を取引する場合の戦略としては、「米ドルやユーロの売り、日本円買い」を基軸にするのが妥当だろう。なかなか、中長期で米ドルやユーロをロングするのは厳しい。リバウンドがある場合ももちろん考えられるので、取引は短めにした方が無難だと思われる。細かく利食いを入れながら、ニュースを注視する戦略がいいだろう。

また、デフォルトへの不安が一掃されれば、今度は逆に大きく米ドル高、ユーロ高になる可能性もある。すでに、オーバーシュートなどの指標によって「米ドル安円高は長く続かない」と主張するアナリストもいる。うまくタイミングを見極めて、ロングとショートを使い分けた方がよさそうだ。




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