外国為替取引の為替レートには、買う値段(AskまたはOffer)、売る値段(Bid)が同時に提示されます。下記の図からもおわかりいただけますが、この買う値段、売る値段には差額があります。この差額をスプレッド(Spread)と言います。
例えば、ドル円を買う値段が110.55円、売る値段が110.50円のとき、スプレッドは5銭です。この差額が取引の時のコストになるので、スプレッドは小さければ値動きの幅が小さくても利益になります。
例えばドルを110円55銭(Ask)で買った場合、Bidの値段が110円55銭になれば損益はゼロ。 Bidの値段が110円55銭より上がっていけば、その分すべて利益になります。ちなみにスプレッドが5銭なので、Bidの値段が110円55銭の時、Askは110円60銭になっています。
例えばドルを110円55銭(Ask)で買った場合、Bidの値段が110円55銭になれば損益はゼロ。 Bidの値段が110円55銭より上がっていけば、その分すべて利益になります。ちなみにスプレッドが5銭なので、Bidの値段が110円55銭の時、Askは110円60銭になっています。
数年前までFXにおけるドル円のスプレッドは、5銭~6銭ほどありましたが、現在は1銭~3銭程度になっています。その背景にはFX人気の拡大により、取引高が増えたこと。大手のFX会社が手数料を引き下げたり、スプレッドを狭くしたりと競争が激化していることから、中小のFX会社の取引高確保と、新規顧客獲得のためのサービス向上もその背景にあると言われています。
また経済指標発表後、日本時間の早朝、夕方午後3時から5時の間はインターバンク市場において取引量が激減するため、FX会社のスプレッドは開きやすいようです。また有事の際は為替レートが提示されない、などの話を聞くことがあります。しかし同時多発テロ9・11の時のドル円のスプレッドは30ポイント位でした。マイナー通貨はその可能性もあるのでしょうが、主要通貨では流動性が大きいため、その心配はないと思われます。
また経済指標発表後、日本時間の早朝、夕方午後3時から5時の間はインターバンク市場において取引量が激減するため、FX会社のスプレッドは開きやすいようです。また有事の際は為替レートが提示されない、などの話を聞くことがあります。しかし同時多発テロ9・11の時のドル円のスプレッドは30ポイント位でした。マイナー通貨はその可能性もあるのでしょうが、主要通貨では流動性が大きいため、その心配はないと思われます。
最後に他通貨ペア(ユーロドル、ドルスイスなど)のスプレッドのご説明をします。ユーロドルのスプレッドの最小単位を1ポイントと呼び方をします。ドル円も1銭は1ポイントとも呼びます。ユーロドルなどを取引して発生した損益は、右側の通貨で発生するためスプレッドもドル単位になるのです。ユーロドルのスプレッド1ポイントを円換算する場合は、1ドルに対する円で計算をします。つまりドル円が1ドル100円の時、ユーロドルのスプレッド1ポイントは円換算で100円ということになり、10ポイントで円換算1000円の利益になります。
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