先週一週間の相場をおさらい。米ドル/円は76円台後半から、77円台後半で推移。1円の値幅ではあるが徐々に円安方向に動きつつある。ユーロ/円は104円台から一時は102円台で推移。
渦中のユーロでは23日(水)にドイツ国債の入札が行われた。しかし、この入札は予定額の60億ユーロのうち、ドイツ連銀が全体の39%を購入。ほかの金融機関による落札は36億4400万ユーロにとどまった。これは欧州の債務危機のさなかでは、良くない結果。
これを受けてユーロ/米ドルは1.3560台から1.3200台まで下落している。また、ユーロの先行きもますます不透明に……。
渦中のユーロでは23日(水)にドイツ国債の入札が行われた。しかし、この入札は予定額の60億ユーロのうち、ドイツ連銀が全体の39%を購入。ほかの金融機関による落札は36億4400万ユーロにとどまった。これは欧州の債務危機のさなかでは、良くない結果。
これを受けてユーロ/米ドルは1.3560台から1.3200台まで下落している。また、ユーロの先行きもますます不透明に……。
引き続き、欧州は警戒モード。ポルトガルやベルギーなども格下げが及び、またフランスも格下げのうわさが出ている。さらには、イタリアの10年債利回りは7%越え、スペインの10年債利回りも7%近い水準になっている。
この10年債の7%というのは、財政破綻の目安となる水準。過去にアイルランドが破綻した時の10年債利回りは7%だったのだ。水準的には欧州各国ともとっくに破たんしていてもおかしくないのである。
今週はイタリアが28日(月)と29日(火)に10年債や3年債などの入札を行う。さらにはベルギー、スペイン、フランスなども長期債の入札を予定している。これらの結果如何では一層ユーロ安が進む場合もあり得る。
しかし、21日(月)には国際通貨基金(IMF)によるイタリア救済の報道がなされて、ユーロ/円は一時上昇。104円台に届こうかという水準まで来ている。また、欧州株が軒並み好調だったおかげで、徐々にユーロ売りが一服し、リスク回避の買い戻しの動きがあるようだ。
また一方で、豪ドルの下落が明白に。10月末には84円間近にあった豪ドル/円は11月先週には74円台に。たった、1か月で10円近い下落を見せている。この理由はグローバルな投資家がリスク回避に動いているから。今年の新興国通貨や資源国通貨に売りを行っているからと見られる。また、11月〜12月はヘッジファンドの決算月、利益確定の取引も行われていると考えられる。
この10年債の7%というのは、財政破綻の目安となる水準。過去にアイルランドが破綻した時の10年債利回りは7%だったのだ。水準的には欧州各国ともとっくに破たんしていてもおかしくないのである。
今週はイタリアが28日(月)と29日(火)に10年債や3年債などの入札を行う。さらにはベルギー、スペイン、フランスなども長期債の入札を予定している。これらの結果如何では一層ユーロ安が進む場合もあり得る。
しかし、21日(月)には国際通貨基金(IMF)によるイタリア救済の報道がなされて、ユーロ/円は一時上昇。104円台に届こうかという水準まで来ている。また、欧州株が軒並み好調だったおかげで、徐々にユーロ売りが一服し、リスク回避の買い戻しの動きがあるようだ。
また一方で、豪ドルの下落が明白に。10月末には84円間近にあった豪ドル/円は11月先週には74円台に。たった、1か月で10円近い下落を見せている。この理由はグローバルな投資家がリスク回避に動いているから。今年の新興国通貨や資源国通貨に売りを行っているからと見られる。また、11月〜12月はヘッジファンドの決算月、利益確定の取引も行われていると考えられる。
FXで一番簡単に儲ける方法は「トレンドに乗る」こと! 上昇しているときは素直に買いを入れるのがオススメだ。となれば、ユーロ/円をはじめとするクロス円はおっかなびっくりながらも買いを基調に進めてみるのはいかがだろうか。
10月後半からユーロ/円、ユーロ/米ドルは長い下落トレンドにある。1か月ほどで一度そのトレンドに一服が入る可能性は十分あり得るのだ。ただし、長い下落トレンドの転換サインはまだ出ていないので長期で保有するのは避けたい。持っても2〜3日。ネガティブなニュースが出れば売り場を探す展開を考えよう。
さて、当サイトでは年末になると動かなくなると再三述べてきた。米ドル/円のレンジが小さいのは日常茶飯事ではあるが、ユーロ/米ドルでは11月後半は値動きが少ないことが確認されている。
検証のやり方は簡単。日足の高値から安値を引くと、レンジが出てくる。ユーロ/米ドルは1日に150〜300pips動く日が多いのだが、11月後半に入ってから1日に150pips以下の日が増えてきたのだ。
年末の間はこのように値動きが少なくなってやりづらい場合も多い。取引には慎重に行いたい。
10月後半からユーロ/円、ユーロ/米ドルは長い下落トレンドにある。1か月ほどで一度そのトレンドに一服が入る可能性は十分あり得るのだ。ただし、長い下落トレンドの転換サインはまだ出ていないので長期で保有するのは避けたい。持っても2〜3日。ネガティブなニュースが出れば売り場を探す展開を考えよう。
さて、当サイトでは年末になると動かなくなると再三述べてきた。米ドル/円のレンジが小さいのは日常茶飯事ではあるが、ユーロ/米ドルでは11月後半は値動きが少ないことが確認されている。
検証のやり方は簡単。日足の高値から安値を引くと、レンジが出てくる。ユーロ/米ドルは1日に150〜300pips動く日が多いのだが、11月後半に入ってから1日に150pips以下の日が増えてきたのだ。
年末の間はこのように値動きが少なくなってやりづらい場合も多い。取引には慎重に行いたい。
ユーロ/米ドルとユーロ/円、うまく合わせて取引していこう!?
米ドル/円、77.30〜78円、ユーロ/円、104.80〜105円、ユーロ/米ドル、1.3150〜1.34
12月2日(金)
22:30 (米) 11月非農業部門雇用者数 前回+8.0万人 予想+12.0万人
22:30 (米) 11月失業率 前回9.0% 予想9.0%
今年最後の雇用統計発表。米国内の景気動向を計る上で極めて重要な指標であり、来年2012年への布石になる指標でもある。ここ1〜2年のアメリカ雇用は9%台で推移しているが、8%台へ下げることができれば、円安トレンドへの足がかりへなるか?
22:30 (米) 11月非農業部門雇用者数 前回+8.0万人 予想+12.0万人
22:30 (米) 11月失業率 前回9.0% 予想9.0%
今年最後の雇用統計発表。米国内の景気動向を計る上で極めて重要な指標であり、来年2012年への布石になる指標でもある。ここ1〜2年のアメリカ雇用は9%台で推移しているが、8%台へ下げることができれば、円安トレンドへの足がかりへなるか?
毎月更新!勝てるFX投資戦略レポート
- 2011年6月号「6月末にアメリカのQE2終了で「ドル高円安」トレンドが発生!?」
- 2011年7月号「今月の市場テーマはやっぱりユーロ! PIGSの対応はどうなる!?」
- 2011年8月号「アメリカのデフォルト次第では米ドル、ユーロ、円は乱高下!?」
- 緊急!アメリカの債券不履行問題で揺れる為替相場
- 2011年9月号「9月相場は日銀介入に気をつけつつも、サプライズがあれば下落」
- 2011年10月第1号「引き続きユーロに着目 ギリシャのデフォルトは避けられない!?」
- 2011年10月第2号「ソブリンリスクへの対応が鮮明となったユーロ!売り場を探す」
- 2011年10月第3号「ソブリンリスクの対応を迫られるユーロ、日銀は円売り介入か?」
- 2011年11月第1号「【緊急!】日銀の為替介入で円安に振れた為替相場。今後の行方は?」
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- 2011年11月第5号「ユーロ諸国は破たん寸前・・だからこそ!FXにチャンスあり!?」
- 2011年12月第1号「雇用統計の結果を受け、年末12月の為替相場で一勝負!」
- 2011年12月第2号「EUサミットと豪ドルやユーロの金利発表も終了、為替相場は年末へ」
- 2011年12月第3号「為替相場はユーロへの不安は消えないままクリスマスウィークに突入」
- 2011年12月第4号「2011年為替相場の焦点はユーロ。そろそろ2012年1月のFXの準備をしよう!」
- 2012年1月第1号「2012年の為替相場を予想する!FX勝利の計は元旦にあり!?」
- 2012年1月第2号「ユーロ安が止まらない!? 今週の為替相場の行方は」
- 2012年1月第3号「FXブーム再来!?ユーロキャリートレードでスワップ時代突入か?」
- 2012年1月第4号「ユーロの悪材料は出尽くし!? それでも、まだユーロが売りなワケ」
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- 2012年2月第2号「為替相場の旬のテーマは米ドル?ユーロ?今週は揺れる一週間に・・・」
- 2012年2月第3号「為替相場は日銀の金利政策で遂に円安に!上昇トレンドは続くか?」
- 2012年2月第4号「円安トレンド発生で、米ドル/円のターゲットは100円台!?」
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