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覚えて納得!これがFX投資のツボ

為替相場注目のイベント
景気指標の予想と結果でFX投資
株式の投資化が、企業の決算発表に注目するように、為替相場にも注目される発表がある。短期的な売買を狙う投資家の場合、その発表(イベント)に応じた売買で利益を上げようとすることが多い。じっくり金利分を取っていこうとする投資家も、発表次第で大きく為替の方向性が変わる場合もあるから注目すべきだろう。

では、為替相場にはどのようなイベントがあり、その発表にどのように対処すべきか考えてみよう。
市場の事前予想を忘れずにチェック
為替市場で最も注目されるのは、やはり基軸通貨である米ドルの動向、つまり米国経済の情勢だ。米国経済の状況を表す指標の発表の内容によっては、為替市場は大きく動いていく。景気情勢、金利情勢、貿易赤字の状況については、必ず定期的な発表があり、多くの投資家はここに注目するのだ。特に最近は、サブプライム問題の行方と、米国大統領選挙により、新政府の新たな景気対策に注目されている。

以下の表は、景気や政治の面で主な発表などだが、例えば雇用統計や米サブプライマネジメント教会(ISM)製造業景況感指数が悪化すれば、株価は急落し、ドルも安くなる。ただ、重要なのは事前の市場予測とどれだけ乖離があるか。企業の決算発表と同じで、市場の予想よりいい数字が出れば、ドル高になり、悪い結果だとドル安になる。短期的には短期筋のしかけにより逆の動きとなる場合もあるが、数日、数週間単位で為替相場を見てみると、そのとおりの値動きになっている倍が多いので、基本はそうであると思っていただきたい。
注目すべき経済指標

事前の市場予想は、FX業者の提供する情報をご覧いただきたい。ホームページ上に出ている情報を利用するのもいいが、口座開設後の情報はさらに豊富だ。まず見なければいけない情報は、経済指標カレンダー、次にマーケット予想コメント、最後に過去の経済指標の推移とドル円の為替レートの関連性を地図の上を鳥の目で見るように、把握したい。この推移を見るにはセントラル短資FXのマーケットファインダーがいい。膨大な情報データは、同社に口座開設後だれでも利用することができる逸品だ。

例えば3月の貿易収支(3月)は5月9日に公表され、マイナス582億ドルとなったが、事前の予想はマイナス613億ドルだった。

公表される統計が、事前の予想より高くなるか低くなるかを想定するのは、かなり難しいだろう。それよりも、事前予想をしっかりチェックしておき、予想より高くなったか低くなったかで、その後しばらくの為替がどちらかに振れやすくなるか心づもりしておけば、投資の動きも早くなるし、自信を持って投資できる。また指標発表時には、売買が集中する。例えば、予想値より数値が良い場合、短期的な売買を目標とする投資家は、まずドルを買い、いったん動きが止まるところで売り、さらに再び動き出す場面で買う、という売買を繰り返す。こうして、細かい利益を繰り返し取るのが、FX参加者の長短期的な売買の仕方だ。
深夜の対応が必要なことも
この時、注意すべきは根本的にその発表によってドル安傾向が作られるのか、ドル高傾向が作られるのか、という点だ。その大きな方向性を見たうえで、売買をすることが重要なのだ。

この点は、中長期の投資家も同じだろう。発表数値が事前予想と大きく異なった場合で、為替が大きく動いたからといってすぐに逆張り投資をすると、大きな損失を被る原因になりやすい。まず大きな流れを確認し、それに乗るかどうかを判断することだろう。

また、海外のこのような発表は、日本時間での深夜に行われやすい。夏時間と冬時間で異なるが、ニューヨーク発の発表なら、日本時間で午後9時頃から午後11時頃に行われることが多い。つまりFXで大きな変動を捉える売買を行うつもりの投資家は、このような時間帯に売買できることが必要となるのだ。

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