さて、6月22日にはFRB議長バーナンキ氏によるFOMCの会見もあり、予定通りQE2は6月末で終了となった。バーナンキ氏は「デフレ懸念の解消に成功した」と宣言。QE2の役割は終わったようだ。
これに対して市場は、「QE2は終わったということは、これ以上追加で金融緩和政策は行わないということ。しかし、金融の引き締めに転ずるほど景気は良くなってはいない。利上げにはまだしばらくかかるだろう」とのの見方をしている。米ドルはしばらく落ち着いた様相になってきている。4〜6月の米ドル/円の推移は79円50銭〜85円50銭前後。6月に至っては79円50銭〜81円と特に狭いレンジになっている。市場は様子見して、売買の材料を探している状況とも言えよう。 QE2が終了したところで、市場の関心は「ギリシャの行方」に移りつつある。そして、その、ギリシャはデフォルトするという見方が大半になってきているのだ。
これに対して市場は、「QE2は終わったということは、これ以上追加で金融緩和政策は行わないということ。しかし、金融の引き締めに転ずるほど景気は良くなってはいない。利上げにはまだしばらくかかるだろう」とのの見方をしている。米ドルはしばらく落ち着いた様相になってきている。4〜6月の米ドル/円の推移は79円50銭〜85円50銭前後。6月に至っては79円50銭〜81円と特に狭いレンジになっている。市場は様子見して、売買の材料を探している状況とも言えよう。 QE2が終了したところで、市場の関心は「ギリシャの行方」に移りつつある。そして、その、ギリシャはデフォルトするという見方が大半になってきているのだ。
そもそもギリシャは、人口の約20%が公務員。しかも、その比率は高いと言われている。そして、その公務員によるデモのストライキ等もよく行われているのだ。6月22日に行われたギリシャ新内閣の信任投票が可決され、政治混乱がひとまず収束したことで、EU(欧州連合)と国際通貨基金(IMF)によるギリシャへの財政支援策の実現性が高まった。市場では「ギリシャはデフォルトしない」を楽観視する見方も出つつある。
しかし、一部では「ギリシャ国民が銀行預金を引き出している」との報道も。ギリシャも当然ユーロを採用しているが、銀行が潰れることを予期しているという見方もあるだろう。また、前FRB議長のアラン・グリーンスパン氏が「ギリシャのデフォルトはほぼ確実」と発言したことなどによって、相場には衝撃も走った。 仮にギリシャがデフォルトになった場合、ユーロが売られるのは必至。ユーロ/円は昨年の最安値である106円を割り込み、100円台になる可能性も言われている。
しかし、一部では「ギリシャ国民が銀行預金を引き出している」との報道も。ギリシャも当然ユーロを採用しているが、銀行が潰れることを予期しているという見方もあるだろう。また、前FRB議長のアラン・グリーンスパン氏が「ギリシャのデフォルトはほぼ確実」と発言したことなどによって、相場には衝撃も走った。 仮にギリシャがデフォルトになった場合、ユーロが売られるのは必至。ユーロ/円は昨年の最安値である106円を割り込み、100円台になる可能性も言われている。
何か大きなニュースが出れば、ユーロを売るのがベストのようだ。しかし、気をつけたいのがあくまで為替は各国間のパワーバランスによって成り立っているということ。
米ドル、ユーロ、日本円の関係性で動いている。なかでも、日本円は忘れられがち。なにしろ、米ドルにはQE3というテーマ、ユーロにはギリシャを含めたPIGSの問題がある。なので、どちらかと言うと円がらみの通貨ペアであるクロス円は一段遅れて動く傾向にあるのだ。ユーロ/米ドルなどを通貨の方に顕著にトレンドが出やすい結果となっている。ユーロのニュースに着目して、米ドル/ユーロを取引してみてはいかがだろうか。
そして、個人投資家のなかでは、「昨年のようなギリシャショックにならないかな……」と大相場を望む声も出ている。それもそのはず、昨年一昨年はリーマンショック、ギリシャショックでボラティリティが大きくなったので利益を上げやすい相場であったことは間違いない。一方で今年は値動きが少ない。前述のように米ドル/円の場合、六月の値幅は2円弱しかなかった。なので、これまで大相場で大きく儲けてきた個人投資家にとっては少々面白みのないことになっている。何か問題が噴出しなければ、今年の相場は小さな値動きで終わる可能性も十分にある。狭いレンジのなかでの小さなトレンドを切りかえして、追う戦略も考えられるだろう。
米ドル、ユーロ、日本円の関係性で動いている。なかでも、日本円は忘れられがち。なにしろ、米ドルにはQE3というテーマ、ユーロにはギリシャを含めたPIGSの問題がある。なので、どちらかと言うと円がらみの通貨ペアであるクロス円は一段遅れて動く傾向にあるのだ。ユーロ/米ドルなどを通貨の方に顕著にトレンドが出やすい結果となっている。ユーロのニュースに着目して、米ドル/ユーロを取引してみてはいかがだろうか。
そして、個人投資家のなかでは、「昨年のようなギリシャショックにならないかな……」と大相場を望む声も出ている。それもそのはず、昨年一昨年はリーマンショック、ギリシャショックでボラティリティが大きくなったので利益を上げやすい相場であったことは間違いない。一方で今年は値動きが少ない。前述のように米ドル/円の場合、六月の値幅は2円弱しかなかった。なので、これまで大相場で大きく儲けてきた個人投資家にとっては少々面白みのないことになっている。何か問題が噴出しなければ、今年の相場は小さな値動きで終わる可能性も十分にある。狭いレンジのなかでの小さなトレンドを切りかえして、追う戦略も考えられるだろう。
毎月更新!勝てるFX投資戦略レポート
- 2011年6月号「6月末にアメリカのQE2終了で「ドル高円安」トレンドが発生!?」
- 2011年7月号「今月の市場テーマはやっぱりユーロ! PIGSの対応はどうなる!?」
- 2011年8月号「アメリカのデフォルト次第では米ドル、ユーロ、円は乱高下!?」
- 緊急!アメリカの債券不履行問題で揺れる為替相場
- 2011年9月号「9月相場は日銀介入に気をつけつつも、サプライズがあれば下落」
- 2011年10月第1号「引き続きユーロに着目 ギリシャのデフォルトは避けられない!?」
- 2011年10月第2号「ソブリンリスクへの対応が鮮明となったユーロ!売り場を探す」
- 2011年10月第3号「ソブリンリスクの対応を迫られるユーロ、日銀は円売り介入か?」
- 2011年11月第1号「【緊急!】日銀の為替介入で円安に振れた為替相場。今後の行方は?」
- 2011年11月第2号「ギリシャの情勢が依然不安定。今週のFX戦略はレンジ内で細かく取引」
- 2011年11月第3号「イタリア、ベルルスコーニ首相が退陣、ユーロの今後はどうなる!?」
- 2011年11月第4号「崩壊寸前のユーロ。フランスの格付けも!?ユーロ円の今後に注目」
- 2011年11月第5号「ユーロ諸国は破たん寸前・・だからこそ!FXにチャンスあり!?」
- 2011年12月第1号「雇用統計の結果を受け、年末12月の為替相場で一勝負!」
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- 2011年12月第3号「為替相場はユーロへの不安は消えないままクリスマスウィークに突入」
- 2011年12月第4号「2011年為替相場の焦点はユーロ。そろそろ2012年1月のFXの準備をしよう!」
- 2012年1月第1号「2012年の為替相場を予想する!FX勝利の計は元旦にあり!?」
- 2012年1月第2号「ユーロ安が止まらない!? 今週の為替相場の行方は」
- 2012年1月第3号「FXブーム再来!?ユーロキャリートレードでスワップ時代突入か?」
- 2012年1月第4号「ユーロの悪材料は出尽くし!? それでも、まだユーロが売りなワケ」
- 2012年1月第5号「FRBショックで判明した最弱通貨は米ドル、ユーロ、日本円・・・」
- 2012年2月第1号「米国雇用統計の結果を受けて、今後はアメリカのインフレターゲットに注目!?」
- 2012年2月第2号「為替相場の旬のテーマは米ドル?ユーロ?今週は揺れる一週間に・・・」
- 2012年2月第3号「為替相場は日銀の金利政策で遂に円安に!上昇トレンドは続くか?」
- 2012年2月第4号「円安トレンド発生で、米ドル/円のターゲットは100円台!?」
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