先週一週間は色々とニュースによって動いた展開となった。米ドル/円はジリジリとした上昇基調にあったが11月30日(水)に各国中央銀行のスワップ協定の発表が行われる。それによって、米ドル/円は一時77円30銭台まで下落を見せた。
この「日米欧カナダ中央銀行の通貨スワップ引き上げ」とは欧州のデフォルトの問題がアメリカに飛び火しないための措置のようだ。日本、米国、欧州、英国、カナダ、スイスの6か国の中央銀行が銀行に貸し出すドル資金の金利を引き下げるもの。 欧州の政府債務危機で経営が悪くなった銀行が資金不足でつぶれないように日米欧の中央銀行が協力して支えるものだ。
これまでの米ドル資金貸し出しは、民間銀行どうしが貸し借りする金利に1%上乗せしてきた。しかし今後は上乗せ分を0.5%にとどめる。経営不振の銀行が必要なお金を貸してもらえなくなっても、中央銀行から借りやすくするのだ。
また、ドルだけでなく、ユーロや円、英ポンドなど6カ国・地域のどの通貨でも資金を貸し出せるようにするという。欧州の銀行が預金や取引の支払いなどに必要なお金を借りやすくする狙いのようだ。これによって、米ドル/円はジリジリ上がる展開に12月2日には78円台にも到達した。
また、雇用統計は失業率が8.6%とコンセンサスと0.4%のかい離を見せるサプライズ。しかし、非農業部門雇用者数は悪い数字になり、発表直後は上下にぶれた。しかし、米ドル/円はまたジリジリと上昇する展開を見せている。
この「日米欧カナダ中央銀行の通貨スワップ引き上げ」とは欧州のデフォルトの問題がアメリカに飛び火しないための措置のようだ。日本、米国、欧州、英国、カナダ、スイスの6か国の中央銀行が銀行に貸し出すドル資金の金利を引き下げるもの。 欧州の政府債務危機で経営が悪くなった銀行が資金不足でつぶれないように日米欧の中央銀行が協力して支えるものだ。
これまでの米ドル資金貸し出しは、民間銀行どうしが貸し借りする金利に1%上乗せしてきた。しかし今後は上乗せ分を0.5%にとどめる。経営不振の銀行が必要なお金を貸してもらえなくなっても、中央銀行から借りやすくするのだ。
また、ドルだけでなく、ユーロや円、英ポンドなど6カ国・地域のどの通貨でも資金を貸し出せるようにするという。欧州の銀行が預金や取引の支払いなどに必要なお金を借りやすくする狙いのようだ。これによって、米ドル/円はジリジリ上がる展開に12月2日には78円台にも到達した。
また、雇用統計は失業率が8.6%とコンセンサスと0.4%のかい離を見せるサプライズ。しかし、非農業部門雇用者数は悪い数字になり、発表直後は上下にぶれた。しかし、米ドル/円はまたジリジリと上昇する展開を見せている。
雇用統計は失業率だけを見れば、低下しているがその背景には労働力人口の減少が一因との見方もある。アメリカの失業率の計算方法は特殊。直近、4週間のなかで積極的に就職活動を行わないと分母となる労働力人口から除外される。就職をあきらめてしまった人は失業者には入らないのだ。同様に長時間勤務を希望しているパートタイム就業者などは失業者とはみなされない。
一方で、ユーロ/円、ユーロ/米ドルは雇用統計の結果を受けて下落した。同じクロス円でも、米ドル/円とユーロ/円では動きが違うが、これはあくまで円と米ドルとユーロの3つの通貨の強さに値動きが関係している。
あくまで米ドルや円は対ユーロには強い通貨であり、ユーロ/円、ユーロ/米ドルは下落する結果になっている。米ドルと日本円を比べてみた場合は、こう着状態になり、結果米ドル/円は下落しない展開になっているのだ。
「日米欧カナダ中央銀行の通貨スワップ引き上げ」の結果を受けて、一時的なリスクオンとして上昇したが、雇用統計を見た結果なかなか厳しく、対ユーロは下落したという流れになる。
一方で、ユーロ/円、ユーロ/米ドルは雇用統計の結果を受けて下落した。同じクロス円でも、米ドル/円とユーロ/円では動きが違うが、これはあくまで円と米ドルとユーロの3つの通貨の強さに値動きが関係している。
あくまで米ドルや円は対ユーロには強い通貨であり、ユーロ/円、ユーロ/米ドルは下落する結果になっている。米ドルと日本円を比べてみた場合は、こう着状態になり、結果米ドル/円は下落しない展開になっているのだ。
「日米欧カナダ中央銀行の通貨スワップ引き上げ」の結果を受けて、一時的なリスクオンとして上昇したが、雇用統計を見た結果なかなか厳しく、対ユーロは下落したという流れになる。
プロの為替ディーラーのなかには「今週が今年最後のチャンス」と言う人も。12月6日(火)にオーストラリアの政策金利発表や、8日(木)には日銀の政策金利発表やEU首脳会談などが行われる。これが年内最後の大きなイベントとなる。
これが終わればクリスマス休暇まっしぐら。為替ディーラーにはクリスチャンが多く、クリスマスまで仕事をしたくは無いはず。この指標発表などで大きく値が動けば、そこでの収益を持って今年度の仕事を終える人も多いかと思われる。その値動きに合わせて売買をすることを進める。
基本の戦略はやっぱりユーロの売り。先週30日(水)に出た「米欧カナダ中央銀行の通貨スワップ引き上げ」によって、相場は株高かつドル安の展開になっているがこの流れは一時的なモノ。ユーロ圏の根本的な問題解決が無ければ、本格的な「株高」、「米ドル安」、のマーケットにはならない。
9日(金)にEUの首脳会議が行われるので、そこでの具体的な対応策に期待したいところ。ネガティブなニュースが出ればもちろん売りで対応したい。
これが終わればクリスマス休暇まっしぐら。為替ディーラーにはクリスチャンが多く、クリスマスまで仕事をしたくは無いはず。この指標発表などで大きく値が動けば、そこでの収益を持って今年度の仕事を終える人も多いかと思われる。その値動きに合わせて売買をすることを進める。
基本の戦略はやっぱりユーロの売り。先週30日(水)に出た「米欧カナダ中央銀行の通貨スワップ引き上げ」によって、相場は株高かつドル安の展開になっているがこの流れは一時的なモノ。ユーロ圏の根本的な問題解決が無ければ、本格的な「株高」、「米ドル安」、のマーケットにはならない。
9日(金)にEUの首脳会議が行われるので、そこでの具体的な対応策に期待したいところ。ネガティブなニュースが出ればもちろん売りで対応したい。
ユーロ/円、ユーロ/米ドルで売り場を探す展開に!
米ドル/円、77.60〜79円、ユーロ/円、104〜106円、ユーロ/米ドル、1.3350〜1.3550
12月9日(金)
23:55 (米)12月ミシガン大消費者信頼感指数 前回64.1予想65.5
アメリカのミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが発表する消費者のマインドを指数化した経済指標。500人にアンケート調査で、現在と半年後の将来の景況感、雇用状況、所得などの項目について「楽観」、「悲観」を答えてもらうものだ。アメリカの景気回復を推し量るためにポイントとなる。12月にはクリスマス商戦もあり、消費回復のきっかけになるか。
23:55 (米)12月ミシガン大消費者信頼感指数 前回64.1予想65.5
アメリカのミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが発表する消費者のマインドを指数化した経済指標。500人にアンケート調査で、現在と半年後の将来の景況感、雇用状況、所得などの項目について「楽観」、「悲観」を答えてもらうものだ。アメリカの景気回復を推し量るためにポイントとなる。12月にはクリスマス商戦もあり、消費回復のきっかけになるか。
毎月更新!勝てるFX投資戦略レポート
- 2011年6月号「6月末にアメリカのQE2終了で「ドル高円安」トレンドが発生!?」
- 2011年7月号「今月の市場テーマはやっぱりユーロ! PIGSの対応はどうなる!?」
- 2011年8月号「アメリカのデフォルト次第では米ドル、ユーロ、円は乱高下!?」
- 緊急!アメリカの債券不履行問題で揺れる為替相場
- 2011年9月号「9月相場は日銀介入に気をつけつつも、サプライズがあれば下落」
- 2011年10月第1号「引き続きユーロに着目 ギリシャのデフォルトは避けられない!?」
- 2011年10月第2号「ソブリンリスクへの対応が鮮明となったユーロ!売り場を探す」
- 2011年10月第3号「ソブリンリスクの対応を迫られるユーロ、日銀は円売り介入か?」
- 2011年11月第1号「【緊急!】日銀の為替介入で円安に振れた為替相場。今後の行方は?」
- 2011年11月第2号「ギリシャの情勢が依然不安定。今週のFX戦略はレンジ内で細かく取引」
- 2011年11月第3号「イタリア、ベルルスコーニ首相が退陣、ユーロの今後はどうなる!?」
- 2011年11月第4号「崩壊寸前のユーロ。フランスの格付けも!?ユーロ円の今後に注目」
- 2011年11月第5号「ユーロ諸国は破たん寸前・・だからこそ!FXにチャンスあり!?」
- 2011年12月第1号「雇用統計の結果を受け、年末12月の為替相場で一勝負!」
- 2011年12月第2号「EUサミットと豪ドルやユーロの金利発表も終了、為替相場は年末へ」
- 2011年12月第3号「為替相場はユーロへの不安は消えないままクリスマスウィークに突入」
- 2011年12月第4号「2011年為替相場の焦点はユーロ。そろそろ2012年1月のFXの準備をしよう!」
- 2012年1月第1号「2012年の為替相場を予想する!FX勝利の計は元旦にあり!?」
- 2012年1月第2号「ユーロ安が止まらない!? 今週の為替相場の行方は」
- 2012年1月第3号「FXブーム再来!?ユーロキャリートレードでスワップ時代突入か?」
- 2012年1月第4号「ユーロの悪材料は出尽くし!? それでも、まだユーロが売りなワケ」
- 2012年1月第5号「FRBショックで判明した最弱通貨は米ドル、ユーロ、日本円・・・」
- 2012年2月第1号「米国雇用統計の結果を受けて、今後はアメリカのインフレターゲットに注目!?」
- 2012年2月第2号「為替相場の旬のテーマは米ドル?ユーロ?今週は揺れる一週間に・・・」
- 2012年2月第3号「為替相場は日銀の金利政策で遂に円安に!上昇トレンドは続くか?」
- 2012年2月第4号「円安トレンド発生で、米ドル/円のターゲットは100円台!?」
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