先週は31日月曜日に日銀が為替介入を実施。米ドル/円は毎日史上最安値の75円台から、一気に79円台まで跳ね上がった。しかし、その後はレンジに。先週後半は78円台後半から79円台の狭いレンジで推移している。
一方のユーロ/円も介入を受けて上昇。しかし、107円台から一気に111円台を記録した。しかし、米ドル/円が78円台で下げ止まってるのに対して、ユーロ/円は介入翌日には介入前のレートに全戻し。これまで値動きが少なかった分、デイトレーダーにはボラティリティが増えてトレードしやすい相場だったのではないか。
一方のユーロ/円も介入を受けて上昇。しかし、107円台から一気に111円台を記録した。しかし、米ドル/円が78円台で下げ止まってるのに対して、ユーロ/円は介入翌日には介入前のレートに全戻し。これまで値動きが少なかった分、デイトレーダーにはボラティリティが増えてトレードしやすい相場だったのではないか。
先週はギリシャの問題でも多数ニュースが出た。まずは、アメリカの金融大手であるMFグローバル・ホールディングスが破産法適用を申請した。この理由はやはり、ギリシャなど欧州の債券を購入していたようだ。
MFグローバル・ホールディングスは日本でもMFグローバルFXA証券として業務を展開していた。CTチャートなど便利な機能も多く、愛用していたトレーダーも多いのでは。
さらに、世界中をとどろかせたニュースとしてギリシャは「国民投票でEUの救済策の可否を取る」と発表。だが、多方面から批判を受けたのか4日に国民投票の中止を発表。パパンドレウ首相が辞任するのと引き換えに、中道右派の最大野党・新民主主義党(ND)が連立政権発足に協力することで与野党が基本合意したと報道されている。
一応、財政再建化へ向けて前進しているように見えるが、その道のりは遠い。デフォルト懸念はまだまだ続き、市場も情勢を不安定に見ている。
また、問題がギリシャだけでなく、他国にも飛び火し深刻化してきた。ギリシャの次煮危ないと言われているのがイタリア。国内の失業率は高く、ベルルスコーニ首相の退陣要求デモが起きるなど国内が不安定になっている。
イタリアの10年債利回りも現在6.65%と上昇中。アイルランドやポルトガル財政危機に陥り、自力での財政再建を断念して金融支援を余儀なくされたのが7%前後というのを考えると、イタリアも危険水域に入ってきたということだろう。
MFグローバル・ホールディングスは日本でもMFグローバルFXA証券として業務を展開していた。CTチャートなど便利な機能も多く、愛用していたトレーダーも多いのでは。
さらに、世界中をとどろかせたニュースとしてギリシャは「国民投票でEUの救済策の可否を取る」と発表。だが、多方面から批判を受けたのか4日に国民投票の中止を発表。パパンドレウ首相が辞任するのと引き換えに、中道右派の最大野党・新民主主義党(ND)が連立政権発足に協力することで与野党が基本合意したと報道されている。
一応、財政再建化へ向けて前進しているように見えるが、その道のりは遠い。デフォルト懸念はまだまだ続き、市場も情勢を不安定に見ている。
また、問題がギリシャだけでなく、他国にも飛び火し深刻化してきた。ギリシャの次煮危ないと言われているのがイタリア。国内の失業率は高く、ベルルスコーニ首相の退陣要求デモが起きるなど国内が不安定になっている。
イタリアの10年債利回りも現在6.65%と上昇中。アイルランドやポルトガル財政危機に陥り、自力での財政再建を断念して金融支援を余儀なくされたのが7%前後というのを考えると、イタリアも危険水域に入ってきたということだろう。
今週は週の半ばになり、先週と比べると大きな経済指標はそれほどない。なので、先週からのレンジを引き続き推移することも予測される。
気がつけば1年は早いものであっという間に11月。為替市場で取引をしているプロの為替ディーラーたちも、今年作ったポジションを手仕舞いする時期に入りつつある。大きな値動きにはならないかもしれないが、彼らの利益確定の玉が出てくると動く可能性もあり得る。
昨年の米ドル/円相場を思い出してほしい。それまで円高基調だったのが11月に入ったら83円台半ばまでに大きく戻す展開となった。年末にかけてのポジション調整がどのように行われるかに着目したい。と考えれば、想定レンジ内での短期での売買がよいだろう。ここから1週間以上の大きなトレンドを狙うのではなく、細かな利食いを入れる方がよい。
また、EUに関する情報は引き続き注意。イタリアの状況も含め今後の展開には着目しておきたい。
気がつけば1年は早いものであっという間に11月。為替市場で取引をしているプロの為替ディーラーたちも、今年作ったポジションを手仕舞いする時期に入りつつある。大きな値動きにはならないかもしれないが、彼らの利益確定の玉が出てくると動く可能性もあり得る。
昨年の米ドル/円相場を思い出してほしい。それまで円高基調だったのが11月に入ったら83円台半ばまでに大きく戻す展開となった。年末にかけてのポジション調整がどのように行われるかに着目したい。と考えれば、想定レンジ内での短期での売買がよいだろう。ここから1週間以上の大きなトレンドを狙うのではなく、細かな利食いを入れる方がよい。
また、EUに関する情報は引き続き注意。イタリアの状況も含め今後の展開には着目しておきたい。
ニュースを見つつ、想定レンジ内で細かくデイトレする戦略で!
米ドル/円、77.95〜79円、ユーロ/円、107〜109.5円、ユーロ/米ドル、1.3650〜1.4
11月10日(木)
22:30 (米) 9月貿易収支 前回-456億ドル 予想-460億ドル
貿易収支とは輸出量と輸入量の差額のこと。アメリカは世界の総輸入額の20%を誇り、輸入大国。慢性的な貿易赤字を抱えている。80年代には財政赤字と貿易赤字が「双子の赤字」として問題視されたりもした。国際経済を見る上で重要な指標。悪ければ、円高ドル安が更に進むこととなる。
22:30 (米) 9月貿易収支 前回-456億ドル 予想-460億ドル
貿易収支とは輸出量と輸入量の差額のこと。アメリカは世界の総輸入額の20%を誇り、輸入大国。慢性的な貿易赤字を抱えている。80年代には財政赤字と貿易赤字が「双子の赤字」として問題視されたりもした。国際経済を見る上で重要な指標。悪ければ、円高ドル安が更に進むこととなる。
毎月更新!勝てるFX投資戦略レポート
- 2011年6月号「6月末にアメリカのQE2終了で「ドル高円安」トレンドが発生!?」
- 2011年7月号「今月の市場テーマはやっぱりユーロ! PIGSの対応はどうなる!?」
- 2011年8月号「アメリカのデフォルト次第では米ドル、ユーロ、円は乱高下!?」
- 緊急!アメリカの債券不履行問題で揺れる為替相場
- 2011年9月号「9月相場は日銀介入に気をつけつつも、サプライズがあれば下落」
- 2011年10月第1号「引き続きユーロに着目 ギリシャのデフォルトは避けられない!?」
- 2011年10月第2号「ソブリンリスクへの対応が鮮明となったユーロ!売り場を探す」
- 2011年10月第3号「ソブリンリスクの対応を迫られるユーロ、日銀は円売り介入か?」
- 2011年11月第1号「【緊急!】日銀の為替介入で円安に振れた為替相場。今後の行方は?」
- 2011年11月第2号「ギリシャの情勢が依然不安定。今週のFX戦略はレンジ内で細かく取引」
- 2011年11月第3号「イタリア、ベルルスコーニ首相が退陣、ユーロの今後はどうなる!?」
- 2011年11月第4号「崩壊寸前のユーロ。フランスの格付けも!?ユーロ円の今後に注目」
- 2011年11月第5号「ユーロ諸国は破たん寸前・・だからこそ!FXにチャンスあり!?」
- 2011年12月第1号「雇用統計の結果を受け、年末12月の為替相場で一勝負!」
- 2011年12月第2号「EUサミットと豪ドルやユーロの金利発表も終了、為替相場は年末へ」
- 2011年12月第3号「為替相場はユーロへの不安は消えないままクリスマスウィークに突入」
- 2011年12月第4号「2011年為替相場の焦点はユーロ。そろそろ2012年1月のFXの準備をしよう!」
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- 2012年1月第2号「ユーロ安が止まらない!? 今週の為替相場の行方は」
- 2012年1月第3号「FXブーム再来!?ユーロキャリートレードでスワップ時代突入か?」
- 2012年1月第4号「ユーロの悪材料は出尽くし!? それでも、まだユーロが売りなワケ」
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- 2012年2月第3号「為替相場は日銀の金利政策で遂に円安に!上昇トレンドは続くか?」
- 2012年2月第4号「円安トレンド発生で、米ドル/円のターゲットは100円台!?」
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